これが“運命”というものなんだろうか。


目を閉じると、今までの出来事が走馬灯の様に甦る。




公園での出逢い。

楽しかった日々。

明かされていく真実。

突然の別れ。

突然の再会。


そして、全てを明かした永遠の別れ。



出逢ってはいけない人達と出逢い、長い時間(トキ)を一緒に過ごした。


その中で、あたしは好きになってはいけない人を好きになってしまった。


一度宿した想いは消えるどころか日々増していき、想いが強くなればなるほど罪悪感も大きくなっていく。


だけど、それでも皆と一緒に居られるならどんな事があっても耐えられると思った。


その想いが、後に皆を傷付ける事になるとも知らずに。