『雪…お前に何があっても、俺が絶対に守ってやる』 そう言って、私の頭を撫でた和君。 『お前だけは、何に替えても俺が絶対に守るから』 彼が私にそう言ったのは、もう何年も前のこと。 ーーーーー ーーー 「白川、白川ッ…!」 身体を揺すられて、重たい瞼を持ち上げる。 視界に映ったのは、意識を失う前と同じ光景だった。