ケータイ小説 野いちご

【完】お前だけは無理。

《第一章》お前だけは絶対無理
新しい環境



結局、和君が去ってしまった後、私は一人体育館裏にいた。



「新入生、退場ーー」



体育館の中からそんな声が聞こえ、そろそろ戻ろうかな…と思い歩き出す。


出口から出て来た新入生に混じって、一年の教室へ。


今日はもう…疲れた。

早く帰りたい。


せっかく和君に会えたのに、何も言えなかったな…。


ていうより、聞いてもらえなかった。


けど、“仕方ない”。


こんな風になるだろうと、思っていなかったわけじゃない。


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