漸く涙が枯れたのか、目から溢れていたものが止まった。 目をゴシゴシと擦り、近くにあった鏡を見る。 うわぁ…腫れちゃってるなぁ…。 鏡に映る私は、目を腫らして明らかに泣いてましたという顔をしていた。 こんな顔で、教室戻れないよ…。 時刻は、一限目が終わる頃。 そろそろ教室に戻って、みんな制服に着替え始めているんじゃないかと思う。 もう少し、腫れが治まってからいこう…。 そう思って、側にあった椅子に座る。