らことしゅうがが付き合いはじめて、私は3日間泣きながら帰った。友達にはたくさん迷惑をかけてしまった。それでも、大丈夫っ。すぐ別れちゃうよ!なんてゆって、友達はわたしををなぐさめてくれた。

らこのしゅうがのカップルは、友達のような関係だった。らこは、ほかのカップルに比べて、のろけを、わたしの前で話したりしなかった。私に気を使っているようだった。それでも、シーブリーズのフタを交換した。とか、デートして、プリクラとって、写真撮ってイルミみてってたくさん、一緒にいろんなところに行って、など、いろんな情報がすぐに入ってきて、本当に楽しそうだった。わたしのむねは、毎日ズキズキと傷んでいた。

そして、中学2年生の2月、バレンタインの季節がやってきた。私はずっとしゅがが好きだ。大好きだ。彼女がいたって関係ない。私にはしゅうがしかいないとおもった。しゅうがのことをすきになって2年がたとうとしている時、もう、あともどりはできなかった。

中学1年生の時は素敵なチョコを購入した。しかし、今年は手作りをすることにした。すこしでも私の気街を伝えたかった。私は、トリュフと、ガトーショコラを作った。ラッピングは、500円ほどの、光沢のある、赤い袋につめた。
そして夜、車でしゅうがの家まで、母に連れていってもらって私に行った。((母には、友達と伝えてある。))
インターフォンをならした。
すると、しゅうがの妹(当時、中学1年生)がでてきて、私がしゅうがにチョコを渡しに来たのをすぐに察知しすばやく、しゅうがを奥の部屋からよびだしてきた。
その少しの間、心臓がバックバックなっていた。すこしでも気を紛らわそうと、玄関の中をチラッと見てみると、水筒が置いてあり、くつはきれいにならべてあって。奥は、リビングのようだった。すぐに、しゅうがはでてきて、私は少し中に入って、チョコレートを渡した。しゅうがは、
少し戸惑って、照れながら「ありがとう!」と言ってくれた。その後しゅうがはつづけて、「歩いてきたの?」と言った。私は車できた。「車できました!(小声、顔真っ赤、目みてない)」…そう伝えた。。私は思った。もし、歩いてきたのって伝えてたらどうにかなったのかな?と。大丈夫なの?って、心配してくれたのかな?一緒に途中まで帰ってくれたのかな?気をつけてって、見送ってくれたのかなって。でも、私はそんなこと、考える暇なんてなかった。
それでも、時間はすぎていき、お別れをした。

照れすぎて「またね」なんて言葉も出なかった。