「なつみ!ゴロゴロしてやることないなら買い物行ってきてよ。」



「ええ!!」



お母さんの呆れた顔が台所からのぞく。ええ、ゴロゴロすることしかないですよ!!



Tシャツに膝丈のジーンズにビーサン。なんともやる気のない格好でギラギラした太陽の外へとダラダラしながら出てみる。



「と…とけそうっ…」



暑い暑いっ!!
一本に伸びたアスファルトの道路には蜃気楼がうっすら見えてる。



照りつける陽射しが肌をこんがりと焼いていくようだった。



目的地のスーパーの途中には駄菓子屋さんがあるから冷たい飲み物でも買って飲みながら行こう。