朝、私を家まで送ってくれた修二さん。
帰り際、私の手を取り、呟いた。

「…こうやって、家に送るのも面倒ですね」

その言葉にハッとした。罪悪感で一杯になり、しどろもどろになりながら、言葉を発する。

「…ごめんない。今度から一人では…‼︎」

そこまで言って、修二さんの長くて綺麗な指が、唇に当てられた。

「…僕の勝手な願望なので、謝らないでください」

「…?」

「…僕の家に、来ませんか?」

突然の提案に、目を見開く。

「…僕は、一分一秒でも長く、麗美と一緒にいたいと思うんですが、麗美は?」

「…私も、です。…でも」
「…でも?」

「…あの、まだ、その…心の準備がてきてないというか…」

まだ、普段の自分をさらけ出せるほどの勇気はない。

困った顔の私を見て、クスッと笑う修二さん。

「…心の準備がてきたら、僕の家に来てくださいね」

そう言うと、私の唇にそっとキスを落とした。