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甘味を食べ終わると3人で屯所へと向かっていった。







「それでは夕餉の支度に入りますので私はこれで。


今日はありがとうございました。」





「おぅ!うまい飯頼むな!」




屯所内に入るとぺこりと頭を下げ、二人と別れた。











一人で長い廊下を歩きながら夕餉のことを考える。





今日の献立はししゃもの素揚げに菜っ葉のおひたし、豆腐とわかめの味噌汁だ。




手順や作り方などをあれこれ考えていると、ふいに



ドンッ





「わっ……!」





誰かにぶつかってしまった。






「すみません…!」




すぐさま顔を上げると、そこには私より頭2つ分くらい大きな男の人がこちらをじろりと見ていた。




近藤局長より少し年上だろうか、とても貫禄のある人だ。