「白石、お前、ちゃんと食ってるのか?」

は?

チラリと私を見た後に、思いがけない言葉を投げ掛けて、三崎課長は手元の資料に視線を落とした。

「なんですか?」

「最近、痩せたようだから」

「…………」

なに、この会話。

確かに、私は最近痩せた。

3キロは痩せたんだけど、それを三崎課長に指摘されるとは。

「もう上がりだろ?飯でも食いに行かなかいか?おごってやる」

「え?」

私は企画部のオフィスを見回した。