【水原愛子、私はあなたに直接メッセージを送る。

その理由は、あなたの瞳がきれいだから。

私はあなたの瞳が欲しい】




愛子は、グループLINEではなく、目なし女から直接メッセージが届いたことにゾッとした。




〈 どうして私のところに、目なし女からのメッセージが…… 〉




愛子がそんなことを思っているうちに、目なし女から、次のメッセージが送られてきた。




【私は笹原高校の生徒を憎んでいる。

私は笹原高校の生徒を殺そうと思う。

その第一号は水原愛子、あなたです】




愛子はそのメッセージを読むと、不安から、体の震えが止まらなかった。




〈 このメッセージは、イタズラなの?

それとも本物?

どうして私が殺人予告の第一号なの?

止めてよ。

私はまだ死にたくない…… 〉




愛子は不安にかられて、友だちの美月に電話をかけた。




愛子は少しでも、不気味なメッセージの不安をなくしたかった。