********* 「ん…はぁ……はぁ」 目を覚ましても自分のいる場所は変わらない 大量の汗で気持ち悪い ……何日経っただろう 両手首を縛られベッドでずっと転がされているだけの私に、日付感覚はなかった カチャリ 「今日は起きてるのか」 部屋に足を踏み入れる金髪男 手には注射器 嫌な予感しかしない 「……やめて… ち…かづかないで…」 震える声をようやく絞り出す