「……寒い」




コンビニの外

冷たい冬の風が容赦なく吹き付ける


首に巻いてるマフラーをそっと口元まで引き上げる



このマフラーは悠雅から貰ったもの




想いが通じあったクリスマス



『まさかこんな形で渡すことになるとは思わなかったな』




そう言って首に巻いてくれた




黄色と黒と白のチェックのマフラー








少し灰色がかった空を見上げ吐く息は白くなる
























─────────ジャリッ



近づいてくる人影









こちらに向かってくるようで視線を移すと…







「っっ!!!!!!」






……一番最初に目に入った金髪