ふと目が覚めると、見慣れない風景だった。


「ちはやちゃん...目...覚めた?」


ぼんやり見えた先生の顔。


返事をしようとした。


すると突然、息苦しくなってきた。


吐き気と眩暈も重なって、やばい...


「ちはやちゃん!しっかり!!」


「ゲホッハァッハァッはく...ゲホッハァッハァッハァッ...」


吐くけど、息は苦しい。


吐くものを全部はいてベッドに横になる。


ドクッドクッ...


なにこれ...ドクドクする...


「ちはやちゃん!薬の副作用だから、ちょっと我慢してね!もう少しの辛抱」