「やったね、苺々華。」 そういって、自分のことのように嬉しそうにわらってくれる親友。 「うん、本当に夢みたい!」 わたしたちは今、駅のそばにあるオシャレなカフェに来ている。 「水野くんも、だんだん苺々華に心開いてきたんじゃない?」 話しながらりっちゃんはケーキをくちに運ぶ。 こころ、開いてくれてるのかなぁ。 「う〜ん、どうだろう。元から感情の読み取りにくい人だから…。」