アマネside
あたしは彼の恋愛対象にはなれない


彼はみんなの人気者で
 
私の幼なじみだから。 

彼は私のことを

幼なじみとしか思っていない。

だから私は彼の幼なじみを精一杯やることにした。


たとえ彼に彼女ができたとしても





私は私立らみぶ学園の

高校2年生南アマネ、

そして、私の隣にいるのが井ノ上和基。

私達は0歳からずっと隣同士で

幼稚園から今までずっと中のいい『幼なじみ』

なのだ。

彼はこの学校で

とてもと言うかとにかくモテる。

私が隣にいるのは、もうみんなが当たり前だと思っている。

だからみんなは何も言ってこない。

でもそれは幼なじみと思っているからだ


和基side


なんだよアマネのやつ。

なんでアマネが佐溝なんかに呼び出されるんだよ。

意味わかんねーし。

てかなんで俺がアイツの事にこんなにムカつかなきゃいけねーんだよ。



あいつはただの幼なじみだろ。
だから俺だって人な身につきやった奴はいる。

アマネだってそれを祝福して、

笑っておめでとうなんて言ってたんじゃ。



なのになんであんな傷付いたような顔されなきゃいけないんだ。


お前は俺の事好きみたいじゃないか。 


はぁーてかなんで俺がアイツの事でこんなに悩むんだよ。


意味わかんねぇー…。










アマネside







なんだろ佐溝君の話って。

私なんかしたかな?て言うかなんで和基は私のこと止めてくれないの。


そりゃさ彼女でもないから止めて欲しいなんて思わないけどでも少しくらい止めてくれだっていいじゃん。 


あっなんか佐溝君が言ってる。


「あの、アマネさん俺アマネさんのことずっと好きだったんだ。だから俺と付き合ってほしい。だってアマネさん井ノ上と突き合ってないよね?だから俺と付き合ってほんだ」



えっ佐溝君があたしのことを好き?


じゃあわたしが佐溝君と付き合ったら和基はヤキモチ焼いてくれる。


って私どんなこと考えてるんだろ。

和基にとって私はただの幼なじみなんだから。


「アマネさん返事を教えてくれる?いいでしょ付き合ってくれて。ねえねえ。」



ヤバどうしよう。なんでこんなに近づいてくるんだろ。

これヤバイよね 

「アマネさん、」


嫌だ。ヤメテ……


「アマネっ」


だからダメだ。
えっなんで、なんであんたが来るのよ。

だってあんたは私のことなんて…。 

和基side

あーもうなんでこんなに苛つくんだよ。
俺は別にアイツの事なんて好きじゃねー


こんなに苛ついてたらほんとにあいつの事好きみたいじゃないか。


嫌やっぱり好きなんだ。


俺は多分あいつが近くにいすぎて好きだとか気づかなかっただけなんだ。


だからダメだ…。





あいつが他の男と付き合うなんて絶対ダメだ。

あいつは俺のなんだから。

気づいたら俺は走りだしていた。
とにかくあいつを取られたくない一心で。










そして見つけた時アマネとあいつはとても近い位置にいた。

多分あれはもうキスする寸前。

俺は何にがなんだかわかんないけどとにかく大声で叫んだ。

アマネノ名前を

大声で。


そしたらなぜか佐溝は逃げ出してアマネは泣いていた。
なんで泣いているのかわからないけどとにかくアマネを抱きしめた

優しい物を扱うように優しく。


でも絶対解けないように強くとにかく何度も何度も抱きしめた。



そしてあいつが泣き止むと俺は何にがあったか全てを聞いた。


とても苛立って相手を一発殴りたかったけどアマネを一人にしたくないからそれはまた後でだ。



そして俺はさっき気付いた気持ちはアマネに正直に伝えようと思った



そして伝えた。


「アマネ俺はお前が好きだ。よくわかんねぇーけど多分ずっと好きなんだ。だから佐溝に取られると思ったときめちゃくちゃ焦った。焦って焦ってそれでもなんとかお前の名前が呼べたんだ」


俺はとにかく必死に自分の気持を伝えた。


そしたらアマネは何故か泣くんだ。

俺がオドオドとしてみているとアマネは俺が見たこともない可愛い顔で「私も。私もずっと前から和基のことが大好きでした」って言うんだ。



その顔があまりにも可愛すぎて俺は勢いでアマネにキスをした。


何度も何度もキスをしてアマネが顔を真っ赤にして好き、好きとだけ連呼していてもう可愛くて可愛くて俺はこいつのサイコーの彼氏になると心に誓った。



そしてこいつのサイコーの旦那になるともな。





END












おしまいかと思ってましたが挽回編があるかも
こうごきたい!