「………ハァ………」


ああ……


一体全体、なんでこんな事になっちゃったんだろう……


「大丈夫?茅景。何かあったら私に言うんだよっ!?」


さっきからずっとため息をつきっ放しの私に向かって、ミハルが必死な様子で訴える。


洋服を握りしめている手元を見ていた顔を上げると、複雑そうな表情をしたミハルが立って正座状態の私を見下ろしていた。


「何かって………もうすでにありまくりだよぉ~~~!!ミハル、離れたくないぃ~~~~!!」


「茅景ぇ~~~!私も離れたくないわよーーー!!ったく、Tresorめ~~!!」