「ねぇねぇ、誰がFleurになると思う?」


「さぁ?ってかそもそも、どうやって選ぶんだろう?」


「私がFleurになったら……キャーーー!!」


「ちょっとアンタ、鼻血出てるわよ!」


あれからあっという間に時間は流れ、ついにやって来たFleur決定日当日。


放課後、生徒達はまた講堂に集まっていた。


「それにしても、なんで男の子達まで来てるんだろう?男子生徒には関係無い話なのに」


クルリと後ろを向くと、何列か女の子だけの列が続いた後、男の子達が固まって談笑している姿が見える。


「さぁね………」