中間テスト、1日目。


「ああああ……疲れたぁ……」


「ちょっと茅景大丈夫?死相が出てるわよ」


初日のテストを全部受け終わった私は、グッタリしながら廊下を歩いていた。


すぐ横にはミハルもいるんだけど、ミハルは私よりは元気。


「ミハルはズルイ……サラサラ黒髪ロングのキレイ系美人な上、頭もいいだなんて………呪ってやる」


「呪っ!?別に私そこまで頭良くないわよ。それに茅景だって、カワイイ系美少女じゃない。私はアンタに憧れるわ」


思わず禍々しいオーラを放ちながらミハルを睨みつけると、思いっきり苦笑された。