昼休み。 私はある扉の前に立っていた。 プレートには[理事長室]と書かれている。 “コンコン” 理「失礼します。」 永「お、理央やーっと来たか!」 中に入ると、社長が座るような高そうな椅子に腰掛け、机の上に足を乗せてゲームをやっている私を呼んだ張本人。 水瀬永遠(ミズセトワ) 私の兄でありここ一之瀬学園の理事長。