おいちゃんが、戻った気配がしたが健太は立てなかった。


おいちゃんは、ヒッ!と声を出したが直ぐに健太の頭を撫でながら良くやったと言ってくれた。


おいちゃんは、ゆっくりジイジを見ながらタオルを口から引っ張りだしてジイジの口許に置いた。


赤い物を見ながらおいちゃんは、あれは、お前のバアバだよと言いジジイが苦労させたからなあと呟いた。


ジイジは、良い人だけど、悪い人なんだよとおいちゃんは、意味の分からない事を言った。


そして、健太に向かって良かったけど後は誰にもこの事を言うなよ。男の約束を破ったら許さないぞと言った。


そして、ジイジはタオルを良く使ってたし、事故死だ。
ばれたらお前のせいにはしないからなと言った。


おいちゃんは、赤い物に向かってお母さん。自業自得だよねと笑いかけた。


赤い物は一瞬だけピンクになるとスッと消えた。


健太は、良い事をしたと思い嬉しかったし夏休みの良い思い出が出来たと思った。


あ!だけど、夏休みの日記に書けないのは残念だなと思った。















おわり