朝、学校に行くと、また私の机がない。

誰かはわかっていた。

「彩香。」
「なにー?気安く呼ばないでくれない?汚いのがうつる。」
犯人は、元親友、彩香。

「私の机、どこなの?」
「はぁ?知らないし。なんで私に聞くのぉ?ねぇ、みんなぁー。こいつが机ないらしいよー?誰か探してあげなよーw」

すると、誰かが声を上げた。
彩香のグループの1人、宮野だった。

「外の大型ゴミのとこに壊れてない机あったよー?それじゃないのぉw」

「うっわ。きたなーwなにやってんの?早く行かないと捨てられるよー」

私は、涙を堪えて外へ出た。