ケータイ小説 野いちご

Airis

◇ Ⅰ
大地side





「ちょっと寝てて」



家に帰って優苗をベットに寝かせると、
薬局でもらってきた薬と水を取りにリビングへと戻る。



………解熱剤と喘息の薬



そのふたつと水の入ったコップをお盆に載せて、再び寝室へ。



「優苗」



まだ寝ていなかったのか、呼びかけると直ぐに目をあけた。



「薬、飲んで」



そう言うといやいやと首を振る優苗。

点滴で少し体が楽になったのか、
朝よりも反抗的。



「飲まないと仕事行けないよ」



それを言われると優苗も黙り込む。
こんなふうに脅したくはないけど、飲まない限りしょうがない。





< 38/ 196 >