ケータイ小説 野いちご

Airis

◇ Ⅰ
優苗side





_____ だいたい医者っていうのは、

忙し過ぎるんだと思う。



「優苗(ゆうな)、これよろしくな」




そう渡されたのは毎日飽きるほど見るカルテ。

いっぱい文字が連なっていて、
文字が苦手なわたしにはちょっと大変だ。



「夕方まででもいいですか?」



「くくっ……いいよ別に」



そう笑うのはわたしの先輩でもあり、主治医でもある真鍋先生。


真鍋先生は年はわたしより3つ上であり、
わたしの夫の同期でもある。






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