【番外編:クリスマス】
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
外の空気が頬を刺すように冷たい。
吐く息も白くなって、冬という季節を実感する。
学校では、期末テストも終わってみんなほっとしていた。
絢斗くんと付き合って今月で三ヵ月。
別れていた一週間があったけれど、そこからもっと仲が深まったかな、と思っていたり。
絢斗くんのバイト先のラーメン屋さんに行ってラーメンを食べて、働く絢斗くんを見たり。
学校帰りのファミレスやファーストフード店で一緒に勉強をしたり、図書館にも行ってみた。
だけど図書館は「静かすぎる……!」と、30分くらいで出てきて、お喋りできるところがいいね、と二人で笑った。
それから、絢斗くんのバイトがない休日に遊園地にも行った。
混んでいたけど、アトラクションを待っている時間に苦はなくて、楽しかった。
笑ったり、はしゃいだり、色んな絢斗くんの表情にわたしは毎日ときめいている。
「菜々花ー!」
最近の出来事を思い出しながら昇降口へ入ったとき、呼ばれてはっとして顔を上げた。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
外の空気が頬を刺すように冷たい。
吐く息も白くなって、冬という季節を実感する。
学校では、期末テストも終わってみんなほっとしていた。
絢斗くんと付き合って今月で三ヵ月。
別れていた一週間があったけれど、そこからもっと仲が深まったかな、と思っていたり。
絢斗くんのバイト先のラーメン屋さんに行ってラーメンを食べて、働く絢斗くんを見たり。
学校帰りのファミレスやファーストフード店で一緒に勉強をしたり、図書館にも行ってみた。
だけど図書館は「静かすぎる……!」と、30分くらいで出てきて、お喋りできるところがいいね、と二人で笑った。
それから、絢斗くんのバイトがない休日に遊園地にも行った。
混んでいたけど、アトラクションを待っている時間に苦はなくて、楽しかった。
笑ったり、はしゃいだり、色んな絢斗くんの表情にわたしは毎日ときめいている。
「菜々花ー!」
最近の出来事を思い出しながら昇降口へ入ったとき、呼ばれてはっとして顔を上げた。