輝翔side

屋上につき鍵を使って鍵を開ける

ガチャ

扉を開くと俺のざわついた心とは一変し、晴天の青空が広がっていた

輝「闇桜の副総長が何用で桜巍に来たんだ?」

単刀直入で俺の聞きたかった事を聞いた

闇桜の副総長こと怜桜は真剣な眼差しで俺の目をとらえた

怜「俺達は舞桜を捜しに来た」

慶「舞桜らしき奴見なかったか?」

舞桜…、闇桜の総長の通名か

夢桜に変装してる美桜なら見たけどな

でも、これを話したら海斗さんが殺られるかもしれないから慎重に話していかねぇとな

輝「俺達はそんな奴見てねぇな
元々舞桜を見たことがねぇのに分かんねぇよ」

半分嘘で半分本当の事だ

舞桜は誰だか知ってるし見た

けど、舞桜自体を見たわけじゃねぇ

怜「そーか、ありがとな
でも、そう言うなら見てないとは断言できないよな?
見たかもしれねぇよな?
なんで、見てないと断言した?」

疑問と疑いを含んだ目が俺を見る

うぉ〜、流石世界No.1の副総長だな

そんな細かいところにまで気がつくとか少し怖いな

輝「それは闇桜の総長ともなればオーラが違うはずだろ?
そんな貫禄のある奴を見てないって言ったまでだ」

我ながら良い言い訳出来たと思ってるけど、怜桜はひっかかってくれるかだが