「「「「え?」」」」
まりなの思いもよらない提案に私含め、4人が間抜けな声を出す。
「ですから、私が当主として、貝塚財閥を立て直してはいけませんか?」
まりなが…そんなことを言うなんて!
私感動して泣いちゃう!
「キモいですの」
「はい。すみません…」
私声に出してないはずなんだけどなぁ?
「あなたの言うことなんて顔を見れば分かりますの。
まぁ先ほどのは声に出てましたけど」
うっ…。
なんかそんなこと高校生の時に胡桃に言われたような…言われてないような…。
「まりながやると言ったことに私は反対しないわ」
まりなのお母様…優しい。
こんな良い人をなんで殺そうとするのかな?
「まりなちゃんがやるなら私も協力するわっ!」
「お母様!?」
正気!?
今まで誰に援助を頼まれても協力しなかったのに!?
ここにきてまりなの手伝い!?
「もちろん、本気よ?だってもうまりなちゃんは娘みたいなものだもの。
あ!まりなちゃんと水樹さん、一緒にすまない?ルームシェアみたいな感じで!」
…うん?
なんかお母様暴走してません?