私は、しばらくして教室に戻った。


確か、席が代わってるはずだから前の方か。


そう思いながら、扉を開けた。



ガラガラッ



祈「あっ、葵依ちゃん戻ってきた♪♪」


晃「ホントだ!
サボるなんて悪いヤツだなw」


いきなり早々、この二人が出てくるなんて。
震えが出てくる。抑えて、もう少し待って、弱い自分は今は出てこないで…


私は一歩踏み出そうとした。


?「葵依、お前の席こっちになったから!」


そう言ったのは、陽翔だった。


「陽翔。 」


陽「悪いな、遅刻して来ちまって。」


「遅いよ。」


そう言い、私は陽翔の元へ向かった。が


祈「君誰なの?」


晃「今、俺らが話してたんだけど。
それとも、俺らのこと分かってやってるわけ?」



2人が遮った。



この状況はとてもヤバイ。
朱久里祈颯に腕を捕まれ、陽翔の元へ行けなくなってしまった。


そして、それを見た陽翔がめちゃくちゃ怒っている。



陽「その手離せよ。」


祈「ヤダ。」


陽「オメェ、誰に物言ってんだ。」


晃「ソレはこっちのセリフだけど。」



真柴晃史が言った瞬間、龍月と同盟を組んでる白龍達も立ち上がった。


人数的には陽翔が不利だ。
どうしよう。


陽「葵依、自分で振り払えるだろ?
ここから出ようぜ。」


私に言ってきた。
確かに前の私はそんな事出来なかったけど、今の私なら


そう思い、私は思いっきり手を振り払って朱久里祈颯を突き放した。


ガタンッ


その音と同時に陽翔の元へ走った。


陽「上出来♪」


陽翔はそう言い、私の頭を撫でた。



私達は教室から出ようとしたがそう上手く行くわけなくて、



玲「仲間に手を出さなかったら、黙って見てるつもりだったけど、今ので変わった。」