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「美琴ーー!!遅刻するわよーー!」

チコク?ちこく?CHIKOKU?

「わわわわわわ!!やっば!!!
お母さん起こすの遅いよ!!!!」

「何回も起こしたわよ〜〜」

8割 悪いのはあたしだというのに

お母さんに文句を言いながら

速攻で学校へ行く準備をする。

「ごめーん!ご飯いらない!!
いってきまーす!」

「はいはい、いってらっしゃーい」

こういうときに限って靴がなかなか履けない。

あぁぁああ!!もう!!

3年間 無遅刻 無欠席 目指してたのに!!

やっと履けて玄関を開けるなり

目に飛び込んで来たのは

バイクにまたがった姉だった。