ケータイ小説 野いちご

生徒会の白雪姫

第一章
リコール、そしてサバイバル・・・

後ろから声が聞こえ振り返るとそこには瀬川先輩がいた。


「瀬川先輩・・・」


「白雪、ちょっと落ち着け。あと稜介はもう少し真剣に止めろ」


「ごめん、ごめん」


 全然悪びれてないんですけど・・・。


 私の思いが伝わったのか瀬川先輩が葉山先輩を睨みつける。


「ところで瀬川先輩、リコールって何ですか?」


「それはな、解職要求と言うことだ」


「解職要求?」


 分かっていない私の為に瀬川先輩は分かりやすく"リコール"について教えてくれる。


 リコールとは一般的に公職(公務員や国会議員など)に就いている者を有権者(国会議員の場合は選挙権を持っている人)の意思により解職にすること。


 つまりはその人にその役が相応しくないと思ったら意見を募って辞めさせるということだ。


 この学園にもそのリコールと言う制度があり実際にリコール成功となったら生徒会を辞め、リコール宣言者と交代と言う形になるらしい。


「まあ、うちのリコールは普通のリコールと少し違ってな。リコール宣言者と宣言されたものによる勝負で勝敗を決める戦い、サバイバルをすることになってるんだ」


「なるほど・・・」


「こんなところでグダグダ言い合っているよりはその方が手っ取り早くていいだろ?」


 ごもっともだ。


 ここで言い合っていても埒(らち)が明かない。


「で、リコールを宣言するのか?」


 そう言って瀬川先輩は彼女達の方を見る。


「やるわよ!私達がこんな子に負けるわけないもの!」


「そうか。白雪は?」


「言われっぱなしも性に合わないので、もちろん受けて立ちます」


「分かった。ではここに生徒会役員の権限により、リコールの為のサバイバルを行うことを表明する」


 こうして私のリコールをかけたサバイバル(戦い)が始まった。

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