屋上に上がり、2人きりになると先輩は急に抱きついてきた。


「優菜、いい匂い」


先程までの無口な先輩とは違い、凄く甘えん坊になる。
先輩は私を離したかと思うと、屋上の真ん中、日が当たっているところにあぐらをかき、自分の足をポンポン叩く。


「優菜、おいで」


私は先輩の足の間に座り、背中を先輩の胸にあずけた。

先輩はそんな私を後ろから抱きしめるように腕を回し、左右に揺れ始める。


太陽の光と先輩の揺れに私は眠たくなり、ついうとうとし始める。