ーピピピピッピピピピッカチッ

蘭「んー。誰だよ目覚ましセットしやがったの。」

うざい。

眠い。

朱「蘭莉様。奥様がお呼びです、起きてください。」

蘭「はーい。ってなんでよ。」

朱「蘭莉お嬢様っ!!起きてくださいっ!!」

なんでよ。もー。

こっちは眠いんだよ。

蘭「ここで言えないのー?」

私は、布団の中に入ったまま扉の前の朱坂(アケサカ)さんに言う。

朱「降りたほうがいいかと。」

朱坂さんは私に冷静にそう答えた。

ハイハイ。

私は布団から出て長い廊下をあるき階段を降りる。

ものすごく広いダイニングに入ると、お母さんが笑顔で待っていた。

蘭「なに?」

私が不快そうに言うと、お母さんは笑う。

母「今日から蘭莉には学校に行ってもらいまーすっ!!」

蘭「うん。……ってはあ!?何いってんの!?勝手に決めないでっ!!行かないよ!?私っ!!」