むかしむかしある所に、少女がいました。



少女はいつも元気に笑顔を振る舞い、人々の人気者でした。



実は少女の笑顔は、本当の少女を隠すための仮面。



誰も本当の少女を見たことはありません。



それは少女の両親もでした。



それから誰もバレずに、少女はすくすくと大きく成長しました。



そこで出会ったのは、1人の少年。



その少年もまた、本当の自分を隠す仮面を被っていました。



そして少女は言いました。



「あなたは正解よ。私から見ては英雄ね」



と。



その言葉は少年を変える、魔法の言葉となりました。