翌朝の通学中に恵理が驚くようなことを口にした。

「ルナ、私付き合うことにしちゃった!!」
「…え?」

ウソでしょ?
shin-ya…なの?
恵理、shin-yaとメルアド交換してたよね?

「彼ってば、強引なんだもん♪
ルナ、いい人紹介してくれてありがと!付き合ってもいいっしょ?」

「恵理が…いいと思うなら、いいと思う」
「ありがと。ネェ今日も見に行こうよ、ダンス」

「ゴメン。今日ダメなんだぁ。お母さんと食事行くの…」

日に日にウソが増えていく。
他人へのウソ…。
そして自分へのウソ…。