ケータイ小説 野いちご

名前を呼んで

未来




「あ…………すまさっ……」

「彼女を返して頂けますか?」

「あ?」

「彼女が俺には必要です」





涙が溢れる

だけどさっきまでの涙とは違う







「明真さん………」

「蒼笑…………ごめん。傷付けてばかりで自分勝手だが、俺の傍に居て欲しい」






そんなの言われなくても私だって貴方の傍に居たい

こんなにも好きなんですから





「君は美亜と婚約しただろ」

「破棄させて頂きます」

「へぇ………………この女の母親どうなってもいいのか」

「好きにして下さい」




え………………

待って





「そんなっ………………」





私を選ぶ代わりに母が犠牲になるなんて





「勘違いするな」

「え……」

「お前の母親も守るから」

「どういう………………」





そんなの無理

柿栖目が力を使って邪魔するに決まってる


いくら明真さんでも………






「葵さんは別の病院に移した」

「は?いつの間にっ‼」

「そちらが力を使うならこちらも使います。城ヶ崎とスターライトの力を借りてね」




スターライト?


城ヶ崎は明真さんの家の力

スターライトは聞いたこと………………












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