ケータイ小説 野いちご

彼女とウェスタンブーツと僕

ウェスタンブーツ


駅を出ると自販機で缶コーヒーを買いバス停のベンチで飲みながら僕は煙草を吸った。

彼女が缶コーヒーを飲みながら笑っていた。


笑いが、急に大きくなったので彼女の方を見ると僕のウェスタンブーツの先が破れていた。

その場で足踏みすると破れている為にペコンと変な音がした。


彼女は、笑いながらあんなに蹴るからだよと言ったが実に楽しそうだった。


靴を直してくれる所を知ってるから出しといてあげようかとも言ったがいいよと答えた。


彼女は、あんなの初めて見たし勝手に身体が動いたよ。だってあの茶髪の馬鹿は立ち上がりかけてたからね。ブシドーってやつかな。


僕は、大笑いしながらそりゃ武士道じゃないよ。しかし、暴力の後は嫌な気分が出るのに今日は出ないよ。興奮してると答えた。


彼女は、僕に身体を寄せて来ながら私も興奮してると言った。


彼女の胸が僕に当たり僕は違う意味でも凄い興奮してると笑った。


そうすると彼女は、私もと言い僕のジーンズのベルトを素早く緩めてジーンズの中に手を入れて来た。


僕達は、帰る時間などどうでも良い気持ちになっていた。


彼女は、凄いねと笑いながら僕を立たせて手を引っ張りバス停の近くの路地裏に入った。

彼女は、手と口を使い僕を解放してくれた。


彼女もそれにより少しは興奮が収まったようだ。


彼女は、このまま遠くに逃げようかと言いながら笑った。映画であるじゃない犯罪を犯した二人が遠くにあてもなく逃げるの。


僕は、邦画ではないなあと答えてウェスタンブーツが破れてるから直ぐ捕まると言うと彼女はその時は私もブーツを破るよと答えた。


僕は、なんだそりゃシュールで誰も見ない映画だなと答えた。





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