「雪〜!はやく起きないと遅刻するわよ〜!」

いつもと変わらない日々。

私を起こすお母さんの声。

カーテン越しでも分かる太陽の光。


「おきてるよーもう。」


聞こえるはずもない呟き程度の声量で返事をする。



片野雪 17歳
頭はそこそこ、家庭も裕福で中も悪くはない
容姿も、、、そこらへんの子と比べたらいいほう



「準備するかー。」


布団から出たくない気持ちを振り払うかのように布団を剥ぐ。

そして長い黒髪をくしでとかし、セーラー服に着替える。


今日も退屈な1日が始まるー。


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