皆様、はじめまして、こんにちは。筆者です。

この度、「彼女がいない。」を手に取ってお読み下さり、まことにありがとうございます。少しでも面白いと思って頂ければ、この上ないほど嬉しく、そして幸いに思います。

さて……あとがきという名の補足的なモノを、本文から引用しながらぼそぼそと書いていきます。興味がある方は、よろしければ、どうぞ。


> 生活に必要最低限のモノしか置かれていないが、今のところ不自由な思いをしたことはない。

主人公こと“まーくん”が思う必要最低限なモノ……その中に、肉を切る大きな刃物が含まれている。


> あるのだ。……玄関に、彼女が履いている桃色をしたハイヒールが。私は「この家から出ていません」と主張するかのように。

彼女が“履いている”桃色をしたハイヒール……ええ、現代進行形で“履いている”んです。足首より下の足“だけ”で。


> 心の底に積もっていた鉄の錘が、一瞬にしてストンと消え失せる。

カニバリズム(プロポーズ)をしたのに、ワンルームから忽然と消えたのかと焦った。


> ひょこっと中を覗き込むけど、人の姿はない。

(五体満足)の“人の姿”はない。つまり、彼女の身体の“一部”ならある。


> あいにく、僕はお腹がいっぱいなので、彼女が作った朝食は食べられそうにないが……。

カニバリズム(プロポーズ)をした後なのでお腹がいっぱいなのは当たり前。