『松村リリアです。よろしく。』

さっぱりと済ませた自己紹介。

なんせ私は、リリア様。

(自分に自信ありすぎるよ(笑))


他のものどもは、『よろしくね!』と可愛く言ってみたりしてる。

はっきり言って、馬鹿だなと思うの。

別に、クラスの中での人気とかどうでもよくね?
すべて、この世は金なんだから。



『ちょっと!松村さーん。あなたに、質問がありまーす!』


でた。

めんどくせえ女子の質問タイム。


『え?何?』


『あなた、松村第一工業の娘っしょ?よーくこれたわね。恥さらしでも来たのお?』

ホントだったら、怒鳴り散らしてやりたいけど、いい復讐してやりたいからさ、黙っておいたんだ♬

『うん。そう。悪い?』


『あははっ。悪いわよ。とーっても。マジ、貧乏の雰囲気漂うわ。』



『で、あなたは誰よ?どこの娘?』

『ちょぉっと!どこの娘呼ばわりしないで〜。私は、霜野沢マリ。霜野沢財閥の令嬢。あははっ。あんたと比べられちゃーね!』

マジ、こいつぶん殴ってやりてぇ。

まぁ!!

こいつの一生いつか壊してやるもの。


あははっ。あははっ。あははっ。あははっ。

『じゃあ、私は、自己紹介行くわね。リリア野郎。』

『勝手にいけよ。いらつくから。誰かのしもべになるくらいなら、いじめられたほうがいいんですよね。』


『じゃあ、そうしてあげる。』