「碧くんっ! さっき、なんで、返事をしてくれなかったの!?」 食事が終わって、部屋に戻る途中。 階段の下から、碧くんのTシャツの裾を、少しだけ引っ張った。 「……は?」 少しだけ、顔を斜め後ろに向ける碧くん。 そんな碧くんをにらみあげ……。 「妃莉、すっごく悲しかった!」 と、ぷん!と頬を膨らませる。 そして、碧くんのTシャツの裾をグンッ!と引っ張りながら、碧くんの隣に並んだ。