___翌日___




朝起きて鏡を見れば、やっぱり目は腫れていた




「うわ、ヤバイな…」




でも、目の腫れを治す時間だなんてないし




急いで着替えて、リビングに行くと




いつも通り、お弁当を作っている母さんがいた




私は、おはようの一言もいわず、髪を整えた




食卓へ朝ごはんが用意されていた




椅子に座り、食べようとすると




「ねぇ、塾へ行ってみるのはどお?」




「……え?」




「うん、昨日ね、友達と色々話したの、学校のこととかをね」




「そしたら、友達が塾へ通わせたらどうって言ったから
その塾ってね、過去問とかたくさん出してくれたり
褒めて褒めて、生徒を成長させてくれるんだって」




「へぇー…」




「ね?どう?塾に行ってみたい気持ちはある?」




母さんは真剣な顔で私の顔を見つめた