_________________その日からあたしは、毎晩結莉の夢を見るようになった。

ある夜は、顔面を殴られた。

朝起きると、目覚まし時計が顔の上に落ちてきていた。

また別の夜は、足を引っ掛けられて転んだ。

朝、あたしはベッドから落ちていた。

…いつも、現実とリンクしている。

次第にあたしは寝る事への恐怖を強めていった。

身体は眠い。

でも、結莉に襲われるよりは、と、無理に起きていようとする。