蘭々との喧嘩がつづいたが、日々は確実に流れていく。

いつの間にか隣の席。

毎日が笑顔であふれていた。

隣には彼が笑顔でこっちをみてる。

そんな日々も、いつかはあの子に邪魔されていた。

その子はいつも笑顔で運動もできる。私に勝ち目はなかった。

そんなこと気にもしていない彼はいつまでも私の瞳の中にいた。

あの子が彼としゃべる時、心が痛む。

あの子より私の方が…

蘭々という私の一つの柱がないまま、私の心は少しづつもろくなっていく。

このままでいいのだろうか。

「ライバル」

その四文字が頭をよぎった。