ケータイ小説 野いちご

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ヤンキーなんて、大嫌い。

*1*
「一之瀬乃愛に手を出したらただじゃおかねえ」






高校へ入学して5日目の朝。


自宅のリビングで、のんびりと朝ごはんを食べていたときのことだった。





「乃愛(ノア)、学校は楽しいか?」



……なんて、のんきな言葉が向かいの席から掛けられて。


あたしはモグモグと動かしていた口を止め……ゆっくり顔を上げた。




目の前に座っているのは、あたしのお兄ちゃん、一之瀬嵐士(イチノセアラシ)


銀色のウルフヘアーにブルーのカラコン。



陽の光に柔らかく透けて、いつもより威圧感はないけど。


やっぱり朝には似合わない、狼みたいな風貌のお兄ちゃんをジッと見つめた。





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