私はこんなに出たいのに、
"姉"というだけで外の世界への光は絶たれる。



"ナナはこっちで待っててね"



その言葉が私には、



"姉なんだから留守番できるでしょ?"



というように聞こえる。




"ナナならできるでしょ?"

"お姉ちゃんだもんね?"



そんなこと言われたら、




"うん"


としか言いようがないじゃない。





"行きたい"   なんて

ワガママは言えない。






"お姉ちゃん"だから。









"ナナも来ればよかったのに…"




そんなこと言わないでよ!!!



あんたなんか行きたくなくても

行けるじゃない!!!






行きたくない人が行けて

行きたい人が行けない。







それは、

"妹"

だから。




一人じゃ、


何もできないから




"姉"の私には

理解できない

"妹"の考え







いつも
我慢しないといけない



"姉"だから。




気を遣わないといけない



"姉"だから












でももう少しで



それも終わり。






みんなで外の世界へ行くんだ




でもこの

"思い"は

続く。








どんなにドアが開いて光が見えても


ドアがある。




私の人生は



きっと



それの繰り返し。






"目が見えないよ"