それから僕らは時々会うようになった。


僕は地元の仕事が増えて一時期繁茂に横山とだけ会うようになった。


原田も誘ったが、忙しいらしくなかなか時間が取れないようだった。


自然の成り行きのように僕と横山は、付き合うようになった。


原田は、それを聞くと悔しそうな声を出しながらも喜んでくれた。


数年横山とは付き合ったが、結局別れた。


しかし、横山が結婚しても時々連絡は有り友情は続いていた。


三十代半ばに、原田が刑務所に入ったと聞いたが、僕は仕事が最も忙しく何もしてやれなかった。


同じ頃にケータイ電話にいきなり福永からの電話が入りお金を貸してくれないかと言ってきた。


会社の経営がかなりヤバイとは聞いていたが僕は断った。


その頃数人のそんなに親しくない友人からも借金の申し出があったが僕は断らなかった。


自分自身の出来る範囲のお金は貸して返済が無くても気にしなかったが、福永だけは僕にとって別だったのだ。


数年ぶりに原田から連絡があり飲みに行こうと言われて時間の都合を何とかつけて待ち合わせのバーに行った。



原田は高級そうなスーツで現れて僕がジーンズに革ジャンなのを見て変わらないなと笑った。