ケータイ小説 野いちご

未知の世界2

新たな生活
進路


「、、、きろ、、、






起きろ。」






と肩を軽く叩かれ、目を覚ます。






目の前には、私の額に手を当てる佐藤先生。






ハッ!






あのまま寝ちゃったのね。






「朝から動いて、疲れたんだな。





熱はないけど、今日は一日横になってろ。」






と声をかけられ、部屋から出ていく佐藤先生。






私は、慌てて起き上がり、リビングに向かう先生の後ろを歩いた。






キッチンには、










すごっ!






鰻重、、、






生まれて初めて食べる鰻重。






「食うぞ。」






と言われ、キッチンのテーブルについた。






私は感激のあまり箸を持つことができなかった。






すると、






「食欲ないのか?」






と聞かれた。






「いえ、







初めて、






食べます。






嬉しくって、固まって、、、








しまいました。」





と言うと、







「ブッ!」






と佐藤先生が、吹いた。






「ごめん、ごめん。






そんな喜んでもらえるとは思ってもなかった。」






と笑いながら答える。






もー、失礼な人ー。






と思いながらも、私も自然と笑みがこぼれた。






そして箸を手に取り、初めての鰻を、口へ運ぶ。







や、やばい。






感激!







「おいしっ!」







と、つい口からこぼれる。






箸が止まらなかった。






その後二人で食べ終え、私はお皿を洗い、お店の人が取りに来てもすぐに渡せるように、玄関におかもちをおいて、リビングへ戻った。







「ちゃんと薬、飲めよ。」






と言われ、佐藤先生から渡された薬を飲んだ。






すごい、専属の医者みたい。






「明日から俺は仕事だから。






朝は7時半に家を出るから。






学校はどうする?無理しなくてもいいぞ。」






と言われた。




もちろん学校には行きたい!




部活のこともあるし。






「一応、行くつもりです。」





と答える。






「分かった。何かあったらいつでも連絡しろ。






帰りは8時は過ぎると思うから。」





そして、夜ご飯まで部屋で寝るように言われたので、私はいっぱいになったお腹をさすりながら、部屋に向かった。







< 7/ 62 >