_____バサバサ

 下駄箱を開けると大量の紙が降ってきた。

 まさか、ラブレター、アハハわたしってモッテモテ・・・と普通は思うかもしれない。

  思わないかもしれない。

 しかし、私に届いたのはそんなものではなくて「死ね」「消えろ」「お前みたいなのが愛桜さまに近づく権利なんてないんだよ」

 という愛の言葉だった。

 ちっとも嬉しくないけれどね。

 その紙達をくしゃっと握りつぶし、ポケットの中に突っ込んだ。

 もうさっさと教室に行こう。

 そう思い、靴を取ろうとした時