4月もあっという間に過ぎ、5月に入った今日この頃。
昼休み、なぜかみんなざわざわしていた。
『瀬川と藤原先輩がバスケで試合をしている』
…という噂が耳に入った。
「乃愛…見に行かないの?」
メロンパンをかぶりつくあたしに、
ニヤニヤしながらそう聞いてくる紗彩。
「な、なんで見に行かなきゃいけないの?」
「だって、普通は自分の彼氏が試合してるんだよ?見に行くでしょ」
ケータイ小説 野いちご
好きになっちゃダメですか?
*chapter2
勝負の行方
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