「あ!! 陽菜ちゃん!」 「ん?? なーに?」 「制服、ベッタベタじゃん! これ羽織っときな!」 怜生くんは、私に パーカーを貸してくれた。 「僕の家、ここから 近いしちょっとおいでよ。 服も濡れたまんまだったら、 さすがに帰る途中 風邪ひいちゃうしね。」