慣れた繁華街をショウシと
2人で歩いてる途中
あちこちからいろんな声が聞こえた



「きゃーーショウシさんよ!」
「さすがかっこいいわぁ」
「でも隣の子 図々しくなーい?」



嫌でも聞こえてくる
ショウシへの 好奇の声と
私への嫉妬の声。



それをスルーするショウシは
さすがだと思う。



風神の事はさっき教えてもらったけど
なんだかここら辺一帯を占めてる族なのだと。


そして、ショウシはそこのno.2だという事。


そしてBlue stoneは あちこちから風神との、接触を試みてやってくる女や男たちの集まり場。


いわば、クラブなのだということ



それをすべて話してくれたショウシは
無反応の私をみてビックリしていたけど



「まぁそうゆうところが新鮮で楽しいんだけどね」



なんて言いながら、私とショウシは
長い長い繁華街を歩いていた。





『ね、ショウシ』



私も ショウシに普通に話しかけたり
ショウシもそれに対して嫌な顔一つせず答えてくれる



「ん?」



『さすが no.2だね?』



と嫌味を少し入れて
言ってやるとショウシは
苦笑いをしながら



「嬉しくないよ」



なんて言ったり。





そんな他愛もない会話を
しているうちに一件のオーラが違う
雰囲気を漂わせたお店があった



「あそこだよ」



とショウシの視線を辿ってみれば
独特な雰囲気を漂わせたお店だった



その看板には Blue stone と
筆記体で綺麗に書かれていた。